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株式会社横浜グラウト

家が傾いたらどうする?一般的な沈下修正方法やハイブリット工法について解説

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家が傾いたらどうする?一般的な沈下修正方法やハイブリット工法について解説

地震や液状化現象、近隣地盤工事の影響などにより、地盤沈下が発生したり、家が傾いたりすると、安心して暮らしていくことができませんよね。こうした事態が発生した時には、補修工事が必要になります。まずは家の傾きを直す(沈下修正)ことになりますが、工事後より安心して暮らしていけるように、傾斜修復だけではなく地盤改良を同時に行うことができるハイブリッド工法もあります。

そこで今回は、一般的な沈下修正の方法と、特にオススメしたいハイブリット工法について詳しくご紹介します。





1. 沈下修正とは?

沈下修正とは、地震などによる地盤沈下が原因で傾いた家をもとの水平状態に戻す工事のことです。家が一度傾くと、そのまま傾きが進んで建物が損傷したり安全性が確保できなくなる可能性があります。また、扉や窓の開閉ができなくなったり、体調に支障が出たりといった悪影響がでる可能性があるので、少しの傾きでもできるだけ早く修正する必要があるのです。

沈下修正と一口にいっても種類は複数あり、沈下の原因や建物の構造に適した工法を選ぶ必要があります。



2. 一般的な沈下修正の工法

一般的に用いられる沈下修正方法は『アンダーピニング工法』『耐圧盤工法』『薬液注入工法』『土台上げ(プッシュアップ)工法』『硬質ウレタン注入工法』の5種類です。

それぞれの工法について、簡単にご紹介します。



2-1. アンダーピニング工法 *総合評価○*

建物の周囲および建物の下を掘削し、油圧ジャッキにて数十か所に小口径鋼管杭を継ぎながら挿入させ、基礎下にある硬質地盤(支持層)まで刺し込み、その杭を反力として地盤を支える工法です。

費用は高額で工事期間は長いですが、再沈下のリスクが低く、どのような基礎構造にも施工できる信頼性の高い工法といえます。再沈下保証が付く場合も多いです。

費用は他工法と比べ高いです。



2-2. 耐圧盤工法 *総合評価△*

建物の周囲および建物の下の硬質地盤(支持層)上の数十か所に、50cm×50cm程度の板を設置し、油圧ジャッキで基礎を持ち上げ、硬質地盤の反力で建物を上昇させる工法です。
硬質地盤が表層近く(2m程度まで)にある場合にしか適用できませんが、アンダーピニング工法と比較すると費用が安く工事期間も短めで、どのような基礎構造にも施工できる信頼性の高い工法といえます。再沈下保証はつきません。



2-3. 薬液注入工法 *総合評価◎*

建物周囲や建物内部の十数か所から10m以内の軟弱地盤に注入管を挿入し、土を固結させる液剤を注入して、地盤そのものを硬く作り変える(地盤改良)とともに土地を持ち上げて家の傾きを修正する工法です。

質は業者の技術力に左右されやすいですが、費用が比較的リーズナブルで、工期も8~10日程度と短く、再沈下のリスクが少ない工法です。地震の揺れや液状化のリスクを抑えることもできます。

※この後ご紹介する横浜グラウトのハイブリッド工法は薬液注入工法の一種ですが、地盤改良と建物沈下修正を同時に行える特許工法です。



2-4. 土台上げ(プッシュアップ)工法 *総合評価▲*

家の基礎と土台を切り離し、建物部分だけをジャッキアップして持ち上げ、建物と土台の間にスペーサーを設置して高さを固定し、隙間部分をモルタルで埋めて家の傾きを修正する方法です。

他の工法と比べて費用が安く、工事期間も2週間程度と短いですが、地盤改良を行うわけではないので再沈下のリスクが高い工法といえます。



2-5. 硬質ウレタン注入工法 *総合評価△*

空間ができてしまったベタ基礎の家の床下の土間コンクリートに数十か所ドリルで孔を開け、ポリウレタンが原料の発泡剤を基礎と地盤の間に注入し、発砲膨張力によって建物を上昇させて傾きを修正する工法です。

費用がリーズナブルで工事期間も1週間程度と短いですが、地盤が強化されるわけではないので耐震補強にはならず、軟弱地盤の場合は次の地震で再度家が傾いたり地盤沈下が起こってしまったりするリスクが高いです。



3. ハイブリット工法の内容とおすすめポイント

施行の様子
ハイブリッド工法とは、地盤改良併用家屋傾き修正工法です。
セメント系薬液を注入し、建物の傾きの修復をすると同時に、地盤強化や液状化低減対策体化で行うことができます。地盤を強化するため、他の工事と比較し、非常に再沈下しにくい工法です。



3-1. ハイブリット工法の特徴


3-1-1. 方法

中途半端な地盤改良では意味がありませんので、工事に先立ち、地盤調査や液状化(沈下量)解析を行い、事前に改良の深さや範囲を決定しています。

セメント系薬液を、3箇所同時に注入(総注入箇所は16箇所以上※立体的には50箇所以上)します。注入量、注入圧および注入深さを変えることで、スムーズな地盤改良と傾き修正を同時に行うことができます。人力ではなく機械と材料の注入圧力で建物の傾きを修正するので、費用対効果に優れた方法です。ハイブリッド工法では、セメント改良材を一般的な使用量の約2倍(1階部分60㎡の家屋で25~50㎥)使用します。4tダンプカーで10台~20台の量というと、大量に使用するというイメージをしていただきやすいかと思います。

また、地盤改良厚・範囲を変えることで、液状化低減対策も兼ねることができます。ハイブリット工法で地盤改良をすることで、土の密度をあげ、余剰間隙水を減らせるので、液状化が起こりにくくなります。さらに、改良体の地中における接地表面積の増大、軟弱地盤層全体の改良が可能なので、沈下抵抗力も増大して不等(不同)沈下の抑制ができます。

公益社団法人地盤工学会の液状化対策工法に準ずる改善を行うべく研究を継続しており、さらなる進化が期待できる工法です。


3-1-2. 対応基礎

べた基礎だけではなく、布基礎にも施工可能です。(布基礎のお宅の工事の実績1000件以上)


3-1-3. 再沈下保証

通常は10年保証が付きます。業界最長の20年保証制度もご用意しております。


3-1-4. 費用

傾きの程度、床面積、基礎の構造によって変わりますが、建物沈下修正+地盤改良で300万程度と、費用対効果に優れています。
追加料金なしで、配管、下水道、バルコニー、テラス、エントランス、ポーチなども建物追従しながら戻すことが可能です(排水設備や土間コン等の補修費用も含む)。
また、再沈下の保証は業界最長の20年保証制度を用意しております(外構部分の修復費用は含まず)。免責事項として、液状化・地すべりを伴うような大きな地震の場合には保証対象外となりますが、そのような場合にも100万円程度で再修正を行うことができます。


3-1-5. 工期

準備・片付けを含めて、約8日という短期工事が可能です。
家屋への負担は少なく、工事期間中も電気・ガス・水道が使えますので、いつも通りの生活をしながらの工事が可能ですし、最終日前日と最終日以外はご不在でも工事可能です。
(最終的な高さ調整は家の中を測定しながら水平にしていくため、注入工事の最終日前日と最終日はご在宅いただいております。)
注入管地中に削孔する時や、土間コンクリートを部分的に壊す時に音が出ますが、短時間です。それ以外の工事期間中は、とても静かな工事ですのでご近所へのご負担も最小限で済みます。


3-1-6. 注入材料

セメント改良体は無害無機系で、六価クロム等の有害物質の溶出は認められておらず、人体への影響はありません。産業廃棄物になるような強度、性質を有しておらず、程よい固い土(スコップで掘れる)程度の強度になっており、もし将来引越すとなった場合でも撤去は不要ですし、建て替えの際に杭が打ちにくくなることもありません。また、経年による、材料の劣化、体積の縮小もありません。


3-1-7. 効果

仕上り精度は数ミリ。1mあたりではなく、家の端から端までで測っています。ビー玉も転がりません。建物に偏圧が掛からず、建物のひずみや亀裂の発生がほぼありません。建具等の不具合も発生しにくいです。改良された地盤により揺れの大きさ、不等沈下の抑制が可能で、余震や重車両通行による揺れも小さくなります。万が一巨大地震が発生して再沈下してしまっても、改良地盤があるため1~2日で再修正ができるので、復旧費用を低減できます。このように、減災可能な工法であるといえます。
セメント改良体は、縦にも横にも動きにくい接着抵抗力を増した構造体として強力に支持し、未改良部分に深く侵入して表面積を増やし、クサビのような役目をします。 時間の経過による体積縮小もないので、長期間家屋を支えることができます。
実際に、修正後10年以上経ったお宅の変化、変状はなく、現時点でクレームは0です。
応地研株式会社のデータ解析において、ハイブリッド工法の地盤改良効果が絶大であることも確認されています。


3-1-8. 表で見る他社工法との比較

他社の薬液注入工法との比較を表にまとめました。

    ハイブリッド工法 他社
注入深さ 方法 軟弱地盤層への注入 ベタ基礎と地盤の隙間に注入
効果 SWS試験を実施し埋立て層全体の地層を調査した後、軟弱地盤層の全体を地盤改良するため、再沈下の可能性ほぼ無 砂地盤に薬剤が入らないため、再沈下の可能性有
注入範囲 方法 全周注入 沈下した場所限定で注入
効果 今後の地震による再沈下の可能性を低減させる 建物の傾きを直す目的としては達成できる
注入量 方法 多い 少ない
効果 効果が絶大であることは証明されており、震度5強にも耐えられる 効果は全く期待できず、再沈下・再液状化のリスクがある



4. まとめ

何らかの原因で家が傾いてしまったら、少しでも早く、そしてできるだけ安くなんとか修正したいと思うと思います。とはいえ、沈下修正に関する情報は専門的なことが多く、どの方法が良いのか、どれくらいの金額が適正なのかを正確に判断できる方はほとんどいないでしょう。安全性を重視すべきことですから、安さだけで選ぶのはやめておくのが賢明です。ただし、高ければよいというわけではありませんので、きちんと調査をし、丁寧に説明してくれる、信頼のおける業者を選ぶことがまずは大事です。

横浜グラウトでは、調査費用・お見積り無料で全国のお客様に対応しております。
液状化対策、地盤改良、家の傾き修正にお悩みの方、他社と比較検討されたい方は、お気軽に何なりとご相談ください。

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