再液状化とその対策についての報道 ~本業だから分かること~ -2012/03/13-

本日、NHKで再液状化とその対策についての報道があり、興味深く拝見させていただきました。
セメント系柱状改良にて宅地を囲む方法については、地下水の流れを限定化するため、液状化発生時の被害を限定化するという意味では有用であると思います。
さらに、門扉や塀などの官民境に接した場所では、上下にも左右にも動きづらい環境を形成するため、改良深さにもよりますが、かなりの効果があると言えます。
私は、横浜の軟弱地盤や平塚の砂地盤でシールドトンネルを造っておりましたので、接続口や急カーブ、立坑等、様々な場所において、高圧噴射系セメント柱状改良の効果は確認しております。
本工法自体は目新しいものではございません。きちんと確立された工法です。
高圧噴射撹拌工法と呼ばれるもので、セメントミルク噴射+エアー吐出で行う 二重管工法(JSG工法)や 三重管工法であるCJG工法(セメントミルク注入+水削孔+エアー吐出)、また、RJP工法やスーパージェット工法(セメントミルク噴射+エアー吐出+水削孔)等が 本工法になります。
私は過去に少なくとも累計1000m以上の造成を行ってまいりました。
私が施工した際に感じた、家屋に近接した施工での問題点を列記しますと
①車上プラントはバキューム車やクレーンも含め、4t車で7台程度の長さが必要となり、道路の規制延長として最低70m程度は必要となる。
②造成は1日 1セットで2~3本程度が限界であり、長さ方向で3~5m程度しか進まない。
1地区での工期は?
③造成中は排泥ピットが必要、深さ1.0m以上の掘削が必要となる。
機械移動や設置等の作業環境を考えると覆工板の設置等の付帯工事が生ずる。
削孔マシンや造成マシンの幅を考えると家と家の幅は少なくとも1.5mは必要。
塀など家屋付帯構造物の撤去、復旧や埋設物撤去、復旧の付帯工事が発生する。
④クレーンで家屋の奥にマシンを投入できるか?
通行止め?架空線は? 防護は?
圧力急上昇時に三重管を引き抜けるのか?
⑤植木や植物への影響
⑥トラブル発生の懸念としては
塀や、門扉への影響の懸念
家屋の隆起や沈下の懸念
実は私はこれらのトラブルが発生する可能性は高いと思います。
高圧噴射撹拌工法は閉塞すると圧力が急上昇し、一気に地盤隆起を引き起こします。
私の現場ではありませんが、他の現場で発生し、道路の隆起や近接家屋に被害が出た話は多々聞きます。
そのリスクの発生とその被害の大きさはセメント系薬液注入の比ではございません。
そのリスクを冒してほんとに家の間をできるのでしょうか?
そして実際行う業者はいるのでしょうか?
さらに宅内は水道管や下水道、ガス管等が輻輳埋設されており、その場所でマシンを設置し、造成するリスクは非常に高いと私は考えます。
また、造成本数を増すと施工時に地盤沈下を引き起こす可能性もあります。
それを付帯工をも含め、低コストでその工法が可能なのでしょうか?
その際の造成(改良)深さは?
沖積層までの深さを改良し、かつ起こりうるリスクを考えるとその金額は安いですね。
ほんとにできたらすごいと思います。
道路境界(官民境)の造成はできると思いますし、効果もあると思います。
さらに公共工事でやってくれるのなら是非お願いしたいと思います。
しかし、私は今後ますます縁の下の地盤改良は必要になると感じました。
そして、報道を見ていると 縁の下の緩い地盤を固め、揺れの大きさを抑えるという減災という考え方が抜けていると強く感じますし、民放ならともかくNHKで現在の薬液注入より家屋に被害の発生のリスクのある工法をあたかも良い工法として報道してしまう偏りがあることがすごいなあと思うのは私だけでしょうか?
本業だから分かることは多々ありますし、施工が可能であれば弊社ですでに工事しています。
非常に偏りのある報道ですね。
弊社では隣接家屋が近い場合にも、家屋に被害を生じさせぬ様にジャッキ併用薬液注入工法を開発しました。従来、1.2mの離隔が必要でしたが0.75mでも安全に施工が可能となりました。
現在舞浜3丁目で施工中です。
セメント系柱状改良にて宅地を囲む方法については、地下水の流れを限定化するため、液状化発生時の被害を限定化するという意味では有用であると思います。
さらに、門扉や塀などの官民境に接した場所では、上下にも左右にも動きづらい環境を形成するため、改良深さにもよりますが、かなりの効果があると言えます。
私は、横浜の軟弱地盤や平塚の砂地盤でシールドトンネルを造っておりましたので、接続口や急カーブ、立坑等、様々な場所において、高圧噴射系セメント柱状改良の効果は確認しております。
本工法自体は目新しいものではございません。きちんと確立された工法です。
高圧噴射撹拌工法と呼ばれるもので、セメントミルク噴射+エアー吐出で行う 二重管工法(JSG工法)や 三重管工法であるCJG工法(セメントミルク注入+水削孔+エアー吐出)、また、RJP工法やスーパージェット工法(セメントミルク噴射+エアー吐出+水削孔)等が 本工法になります。
私は過去に少なくとも累計1000m以上の造成を行ってまいりました。
私が施工した際に感じた、家屋に近接した施工での問題点を列記しますと
①車上プラントはバキューム車やクレーンも含め、4t車で7台程度の長さが必要となり、道路の規制延長として最低70m程度は必要となる。
②造成は1日 1セットで2~3本程度が限界であり、長さ方向で3~5m程度しか進まない。
1地区での工期は?
③造成中は排泥ピットが必要、深さ1.0m以上の掘削が必要となる。
機械移動や設置等の作業環境を考えると覆工板の設置等の付帯工事が生ずる。
削孔マシンや造成マシンの幅を考えると家と家の幅は少なくとも1.5mは必要。
塀など家屋付帯構造物の撤去、復旧や埋設物撤去、復旧の付帯工事が発生する。
④クレーンで家屋の奥にマシンを投入できるか?
通行止め?架空線は? 防護は?
圧力急上昇時に三重管を引き抜けるのか?
⑤植木や植物への影響
⑥トラブル発生の懸念としては
塀や、門扉への影響の懸念
家屋の隆起や沈下の懸念
実は私はこれらのトラブルが発生する可能性は高いと思います。
高圧噴射撹拌工法は閉塞すると圧力が急上昇し、一気に地盤隆起を引き起こします。
私の現場ではありませんが、他の現場で発生し、道路の隆起や近接家屋に被害が出た話は多々聞きます。
そのリスクの発生とその被害の大きさはセメント系薬液注入の比ではございません。
そのリスクを冒してほんとに家の間をできるのでしょうか?
そして実際行う業者はいるのでしょうか?
さらに宅内は水道管や下水道、ガス管等が輻輳埋設されており、その場所でマシンを設置し、造成するリスクは非常に高いと私は考えます。
また、造成本数を増すと施工時に地盤沈下を引き起こす可能性もあります。
それを付帯工をも含め、低コストでその工法が可能なのでしょうか?
その際の造成(改良)深さは?
沖積層までの深さを改良し、かつ起こりうるリスクを考えるとその金額は安いですね。
ほんとにできたらすごいと思います。
道路境界(官民境)の造成はできると思いますし、効果もあると思います。
さらに公共工事でやってくれるのなら是非お願いしたいと思います。
しかし、私は今後ますます縁の下の地盤改良は必要になると感じました。
そして、報道を見ていると 縁の下の緩い地盤を固め、揺れの大きさを抑えるという減災という考え方が抜けていると強く感じますし、民放ならともかくNHKで現在の薬液注入より家屋に被害の発生のリスクのある工法をあたかも良い工法として報道してしまう偏りがあることがすごいなあと思うのは私だけでしょうか?
本業だから分かることは多々ありますし、施工が可能であれば弊社ですでに工事しています。
非常に偏りのある報道ですね。
弊社では隣接家屋が近い場合にも、家屋に被害を生じさせぬ様にジャッキ併用薬液注入工法を開発しました。従来、1.2mの離隔が必要でしたが0.75mでも安全に施工が可能となりました。
現在舞浜3丁目で施工中です。