復興予算の使い道について -2013/03/15-

先日、テレビ朝日系列報道ステーションにて巨大な防潮堤の話がありました。その中で計画や設計した費用に対して相応な費用を払っても、見直しを図り、本当に必要とされる、または先に必要とされる被災された方々のためになるような復興予算の使い道を行うべきだ。という趣旨の報道をされていました。私も復旧、復興の作業を通じ、また、ボランティア活動を通じて、全く同様な意識を持っていますので、その一歩踏み込んだ報道に対して深く感銘を受けました。
民主党政権時の松本元復興大臣の言葉が思い出されます。「地方から知恵を出せ。知恵を出さないのなら予算は与えない。」というような言葉だったと記憶しています。
地方自治体は、その言葉通り、知恵を出しました。
それが、今回の防潮堤の話に通じます。それぞれの自治体がそれぞれの知恵を出したので膨大な設計費用がかかりました。その費用は工事ができなければ、回収できません。そういう事なのです。
津波対策に対する防潮堤築造だけでなく、液状化対策に対しても同様です。
格子工法をはじめとした、道路と宅地の一体化工法を推奨しているところがありますが、その費用は膨大なものであり、住民負担も大きいのです。
また、格子工法は以前も申し上げた通り、建物の直下を改良する訳では無いので宅地に対しては???なのです。一方で道路やライフラインに対しては改良体ができるため良好な環境となります。
前回はオブラートに包み分かりにくい表現をしましたが、もう少し強い表現をします。
一般の方に分かりやすく例えるなら、小さい水槽の中に砂と水を入れて揺すると液状化し、中の砂は大きく変形します。地下水位の高い、緩い砂地盤では、小さい格子であっても、周りが囲われていても、底があっても変形するのです。短尺な格子なら尚更です。YouTube等で液状化実験で検索してみて下さい。
その水槽の中に家が建っていたらと想像してみて下さい。
液状化は、土質や地下水位に大きく起因するからです。
私なら縁の下を地盤改良し、家が少しでも傾かないようにしたいと考えます。
弊社の考え方は個別対応なのです。沈下してしまった建物をなんとか修正したい、少しでも縁の下を良好な地盤にしたいと考える個々の住民の皆様に今後も対応していきます。
また、弊社は、次回に起こりうる巨大地震に対して、縁の下の地盤改良を行うことにより、少しでも減災できるようにしています。具体的には「少しでも傾かないようにしたい。」「傾いてしまっても簡単に直せるようにしておきたい」ということです。絶対に傾かないとは言いません。耐震性に非常に優れた福島の原発も地震、津波には無力だったのですから。しかし私は個別な支援でも減災という概念があれば、住民の方々の負担および国や地方自治体の負担の双方、トータル的なコストダウンを図ることが可能であると考えています。
話は変わりますが、
新浦安駅前ロータリーの地盤強化 は 3m厚のセメント系地盤改良です。
このように公共工事系における液状化対策はセメント系が主流なものとなっております。また、一部の方々が言っておられるようなコンクリートの様に固くなり、産業廃棄物になるようなものではございません。良好な地盤程度の固さになるように予め設計されています。
現在、浦安市舞浜地区および我孫子市布佐にてハイブリッド工法施工中です。この程度のセメント量(100袋 2.5t)は1日で無くなります。(縁の下に)またこれを5日程度繰り返しているのです。
民主党政権時の松本元復興大臣の言葉が思い出されます。「地方から知恵を出せ。知恵を出さないのなら予算は与えない。」というような言葉だったと記憶しています。
地方自治体は、その言葉通り、知恵を出しました。
それが、今回の防潮堤の話に通じます。それぞれの自治体がそれぞれの知恵を出したので膨大な設計費用がかかりました。その費用は工事ができなければ、回収できません。そういう事なのです。
津波対策に対する防潮堤築造だけでなく、液状化対策に対しても同様です。
格子工法をはじめとした、道路と宅地の一体化工法を推奨しているところがありますが、その費用は膨大なものであり、住民負担も大きいのです。
また、格子工法は以前も申し上げた通り、建物の直下を改良する訳では無いので宅地に対しては???なのです。一方で道路やライフラインに対しては改良体ができるため良好な環境となります。
前回はオブラートに包み分かりにくい表現をしましたが、もう少し強い表現をします。
一般の方に分かりやすく例えるなら、小さい水槽の中に砂と水を入れて揺すると液状化し、中の砂は大きく変形します。地下水位の高い、緩い砂地盤では、小さい格子であっても、周りが囲われていても、底があっても変形するのです。短尺な格子なら尚更です。YouTube等で液状化実験で検索してみて下さい。
その水槽の中に家が建っていたらと想像してみて下さい。
液状化は、土質や地下水位に大きく起因するからです。
私なら縁の下を地盤改良し、家が少しでも傾かないようにしたいと考えます。
弊社の考え方は個別対応なのです。沈下してしまった建物をなんとか修正したい、少しでも縁の下を良好な地盤にしたいと考える個々の住民の皆様に今後も対応していきます。
また、弊社は、次回に起こりうる巨大地震に対して、縁の下の地盤改良を行うことにより、少しでも減災できるようにしています。具体的には「少しでも傾かないようにしたい。」「傾いてしまっても簡単に直せるようにしておきたい」ということです。絶対に傾かないとは言いません。耐震性に非常に優れた福島の原発も地震、津波には無力だったのですから。しかし私は個別な支援でも減災という概念があれば、住民の方々の負担および国や地方自治体の負担の双方、トータル的なコストダウンを図ることが可能であると考えています。
話は変わりますが、
新浦安駅前ロータリーの地盤強化 は 3m厚のセメント系地盤改良です。
このように公共工事系における液状化対策はセメント系が主流なものとなっております。また、一部の方々が言っておられるようなコンクリートの様に固くなり、産業廃棄物になるようなものではございません。良好な地盤程度の固さになるように予め設計されています。
