1. TOP
  2. 新着情報
  3. Blog コラム
  4. 浦安市で行おうとしている格子工法 -2014/07/24-
株式会社横浜グラウト

浦安市で行おうとしている格子工法 -2014/07/24-

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
浦安市で行おうとしている格子工法 -2014/07/24-
関東地方も梅雨が明け、また、暑い夏がやってきましたね。毎日暑いですね。僕はすでにクタクタです。
 現在、福島県いわき市内、茨城県ひたちなか市内で工事を行っております。
 いわき市内の案件は沈下修正工事は無事終了し、現在外構工事を行っております。沈下修正を終え、御主人さんもホットしておられました。
 ひたちなか市内の案件はGL-20mからの地盤改良を併用して行っております。
 盆前にはいわき市内およびひたちなか市内の案件も終了し、休み明けからは、成田市内、浦安市内の案件の工事を行います。


 話は変わりますが、浦安市で行おうとしている格子工法についての意見を聞きたいという方が結構おられますので、ここで少しばかり記載したいと思います。
 以前、私は格子工法の問題点について列挙させていただきました。その問題点の多くは以下の様に改善されております。
①民地側改良深さ3m程度→埋立層下端まで(6m~10m)
②塀、駐車場、門扉等の外構復旧費用の発生→行政が負担
③工事に伴う建物等への影響の懸念→不具合発生時には補償する
④格子工法自体の効果の確認→実験の結果、効果があると判断
⑤民地側の費用は200万ではできない→国、市がある程度負担し、住民負担を1戸あたり200万以下にする。

 以上のようにかなり改善されておりますので、私は住民サイドとして考えた場合、費用対効果においても工事を行うべきであると考えております。

 しかし、問題点も数多くあります。

①100%の住民の同意
民主主義の国である以上、有り得ないでしょう。必ず少数意見はあります。
②効果の確認をどのように行ったのか?
短い鉄板で囲うとか、改良深さを短くするとかのお話等があった際には、効果は無いと思いましたが、埋め立て層下端まで改良を行うのであれば、変形量は少ないと思います。しかし、地下水位が高い緩い砂層では、液状化は起こります。(揺れると水と砂が分離するため)
効果があると判断した方の名前を公表すべきです。(責任の所在の明確化)
③工事中、家屋や構造物への影響があった場合のそれにかかる補償費用はどこから捻出するのか?(私も現在 浦安市民なので、とても気になります。)
低吐出、低圧力で注入する薬液注入工事においても、未改良地盤の変形量が大きいので、所定の造成径を確保する高圧噴射が本当に行えるのか、とても心配です。
④様々な付帯工事が発生した場合(大規模な公共工事ではよくある)その工事の費用負担はどのようになるのか?
⑤杭に近い所と離れた所での地盤沈下量は均一なのか?もしくは、杭に建物が掛かった場合とそうでない場合には、液状化発生時に建物に影響はないのか?
(地中にできる杭の造成径は均一にはできないため)
⑥囲われた内部の地盤は緩まないのか?
私はゼネコン時代に数多くの立坑を築造するうえで、高圧噴射系の地盤改良を行いましたが、掘削の際には、中央の未改良部分は非常に緩んでいるという印象を受けました。(地盤を緩めないと置換できないため)大丈夫でしょうか?
⑦100年の計を考えた場合には、地下水位低下工法のほうか有益ではないか?
住民負担もなく、100%の住民同意も必要としない。他の自治体で実施済み(効果の確認済)の工法でもある。
(地下水位低下工法は液状化しないため、杭のある新築物件やマンション等にはとても有効である)
⑧実施例がない。(杭自体の造成実績はあるが、先の震災で効果の確認がとれていない)


 このように様々な考え方や意見もある中で、考え抜いたうえで行政が格子工法で行こうと決めたのであれば、それはそれで住民にとって有益なものなので、それで良いと思います。しかし、ダムのような大規模公共事業ありがちな、当初予算の数倍も掛かるような公共事業やさらなる住民負担にはして欲しくありませんので、行き当たりばったりでなく、最初から最後まで考え抜いて欲しいです。


 もう一つ、これは余談になりますが、福島の原発で地下水の流れを遮断しようとしている凍結工法ですが、私は非常に有効であると考えています。水自体を凍らせるというより、土粒子を冷やし、そこを流れる水の通り抜けを遮断するからです。  一部報道があったように、水中で凍結しないからダメだとか言う意見をいう人はセンスが無さすぎると思います。上流部を深く掘削して事前に水を抜くとか、上流に鋼矢板を打ち込み、冷却本数や深さを改善し、掛かる費用を軽減させるとかの意見なら分かる気がしますが。
 東電も大変ですね。ほんとキチンとやっていると思いますが、同じ震災の被害でも、大規模に液状化を発生させた某不動産開発会社はお咎め無しですからね。
 こういうことを言うから、いじめられるんですけどね。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

全国対応ハイブリッド工法

日本全国★対応

0120-182-221

お急ぎ、詳しい説明にはお電話が便利です。

(特許) 第5243669号/第5301059号

業界最長!
20年保証制度有

相見積もり大歓迎!
品質と金額に自信。

お見積依頼された9割近くのお客様が、
弊社を採用しています。

北海道胆振東部地震で被害に
遭われた皆様へ

一日も早い復旧に従事しております。

☆弊社ハイブリッド工法が、UHBテレビ報道されました。
(札幌市清田区)

(2019.1.22 UHBみんなのテレビ)

◎厚真町役場より支援物資をお届けしたお礼状が届きました。

ブログ★随時更新中

プロジェクト地盤沈下修正再興チーム

有益情報満載★ブログ

コラム

工事実績一覧

トラブル相談

他社で起きた不具合
トラブル事例

共に解決方法を考えましょう。
他社のいい加減・手抜き工事。
悪質業者ご注意!!

工場・倉庫・店舗の床のたるみにお困りの方々へ
お客様の声
ハイブリッド工法 ★地盤改良/建物沈下修正/液状化/予防対策
よくある質問
マンション排水管・補修・つまり・たわみ・外れの調査、モニター調査
写真で見るハイブリッド工法
アパート・マンション・オーナー様
公共工事担当者様、お問い合わせください
新聞・メディア掲載
高品質・低コストを実現しています