将来の地震における再沈下予測が可能となる -2012/05/23-

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現在 浦安の弁天と舞浜で修正工事を行っております。

 弊社は横浜市内で公共工事も行っている会社ですので、調査、計画、施工、完了報告書作成等においても公共工事の進め方に準じて施工と管理を行っております。
 また、修正工事を行うにあたっては、あらかじめ地盤調査を行い、液状化発生位置を確認し、解析をした上で地盤改良を行っております。

 液状化の解析と地盤改良深さ、範囲の設計は 応地研 のソフトを使用しております。
 このソフトにより、将来起こりうる地震による、液状化発生と家屋の傾き予測が可能なものとなっており、未改良地盤と、改良地盤での被害の差を数値として明らかにすることもできます。
 弊社で行った50軒分の地盤調査資料や家屋被害状況資料、および建物修正(地盤改良)資料が、本ソフトの開発のお役に立てたことは本当にうれしく思います。
 さらに、弊社にて行った地盤改良の効果が絶大であることも確認できました。

 液状化被害の予測が可能なものとなり、地盤改良が液状化被害の低減(減災)に役立つと共に、理論的で無駄のない適正な工事としてできるようになったことは、お客様も業者の質(設計思想や地盤改良技術)を確認することができますし、将来の沈下予測が可能なので費用対効果を含め安心して発注ができるようになります。

 今後薬液注入業者や地盤改良業者で工事を行う予定の方や、またはすでに地盤改良を行ったが、液状化対策としての効果の確認をしたいという方は応地研または弊社にお問い合わせください。少なくとも補助金の200万程度で液状化対策になるようなことは現在の技術ではございません。
 国や県、および市で行っている補助金制度の費用内で工事を行う業者がいると聞きます。さらに高額な費用で工事を行ったにもかかわらずその効果が不明な業者や被害をこうむった方々も多々います。
 効果の確認と行政指導は補助金を出す行政機関が行う必要があると思いますし、権利もあると思います。竣工検査や抜き打ち検査などでも良いので、業者の質の確認をしていだだきたいと思います。


Q. 一部の方より「薬液注入は深い位置は出来ないのでは?」との問い合わせがございましたのでお答えいたします。
A. できないと言っておられる一部の方や、業者さんにはできないのだと思います。
我々の技術では可能です。実際、お客さま立ち合いのもと舞浜では10m以上の深さより改良を行っております。浦安では少なくとも-5m以深に旧海底面があり、その位置こそ高含水比の軟弱地盤(ヘドロ層)となっており、液状化被害が大きくなる層が存在しております。浅い深さからの建物修正は注入量が少なく、建物自体の傾きは簡単に修正できますが、地盤改良の効果は???なのです。
 
 
 

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